土佐植物研究会

　朝9時，トリム広場に集まり，7人が集合した。1回目に比べ人数は半分になってしまったが，遠く徳島から中山徹さんが参加して下さった。
　まず２班に分かれ，海岸に近い道や人家周辺を探して回った。地面はほとんど砂地で，墓や畑をくまなくみていったが，見つからなかった。
　自然状態なのか飼われているものか分からなかったが，途中遠くの草むらの中に雄のキジがいた。前浜の農地の中を通る農道や畑の脇，墓地の横にはウマノスズクサが多く確認できた。
　朝は小雨が降っていたが，途中から晴れ日差しも強くなり，隠れるところがない場所を辛抱強く探し回ったがスナジマメは見つからなかった。西村さんが仰るには，以前は海岸林として松林があったが，数十年前に松枯れでほとんど枯れてしまったとのことであった。
　伊都多神社の周辺を探した後，なるべく別のルートを通るようにして駐車場に戻ることにした。
駐車場には12時半に到着，そこで解散した。さらに，午後残った数名で，物部川の左岸の旧吉川村を調査したがスナジマメは見つからなかった。（文：前田綾子）